大工工事と社長を兼任。お客様の大切な家の柱から構造材まで、すべて自分で心を込めて丁寧に刻んでいきます。手刻み加工には、時間も労力もかかります。誠実で真面目で木材のすべてを知らないとできない仕事です。
住いとは、そこに住む家族にとって「いつでも安らげる場所でなければならない」との思で、お客様の人生に長く寄り添える家造りを目指してまいりました。創業して32年、おかげさまで、これまでに約100組以上のお客様の家造りに関わらせて頂きました。
ここ数年、地震や台風などの自然災害・高齢化や少子化などの対策など、住宅事情は刻一刻と変化していきます。その中で確かな技術と、伝統的な建築工法から最新の建材利用まで、幅広いニーズにお応えし、お客様の住まいに対する想いを第一に考える工務店でありたいと思っております。
又、栗原工務店を創業以来32年間、自然素材の手刻みと軸組工法にこだわって来ました。
日本の木造住宅は先人の知恵の塊である手刻みとその良さを生かす軸組工法にこそあると信じています。
今はやりのプレカットでは、安く・早く作ることはできるでしょうが、木造の本来の良さは発揮できないと考えています。
少し頑なに過ぎるかもしれませんが、それが私のこだわりです。
ところで、家を建てる時に一番大切なのは何だと思われますか?
費用ですか?デザインですか?間取りですか?・・・
私は「住む人の健康」が一番大切だと思います。
中でも、室内のきれいな空気が大切だと考えます。
これからの人生の半分近くを過ごすことになる室内の空気環境が一番大事なのではないでしょうか。
私が心配しているのは、その点が疎かにされていると思えるからです。
日本の四季(特に高温多湿の梅雨)を無視して「高気密・高断熱」で過剰な恒温性
(機械装置で夏冬通して25℃前後)はかえって住む人の健康を害していると思います。
実際、お医者さまの中には
「最近、運動会で走っても汗をかかないお子さんが増えている。皮膚機能が衰えている・・」と
心配されている方もいらっしゃいます。
やはり、夏はある程度暑くて冬はそれなりに寒いが、若干の補助冷房、補助暖房で十分な環境が自然で
体にとっては良いのではないでしょうか?
外気温との温度差があまりに大きいとやはり体に良くないのではないでしょうか?
極端な例では「高気密の家の室内で3年間飼った犬が外へ出るのを嫌がる・・」という話を聞いたことがあります。
ましてや、小さいお子様がいらっしゃるご家庭では、より自然で爽やかな空気環境下で過ごしていただきたいと思います。
その点、WB工法では実績値として外気温より冬は7℃ほど暖かく、夏は5℃ほど涼しい室内環境が形状記憶合金バネにより、自動で維持できます。
さらに、透湿壁を通って室内の湿気・化学物質・臭気がひとりでに室外に排出されますので湿度が年間を通して安定し、化学物質や生活臭の無い、サラッとしてきれいな空気環境が手に入ります。
これからも、日本の四季と上手に付き合ってゆける家造りにこだわってゆきたいと思います。
今後とも格別のご支援、ご愛顧を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
栗原正光
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